産経新聞の東京版(地方面)に、不登校の子供たちのための居場所、フリースペースが紹介されていました。(この記事は、私が批判しているフリースペースとは全く関係ありません。またフリースペースを批判する目的で作成した記事でもありません)
〝好き〟を応援、不登校の長男支えた母が子供たちに居場所
一般社団法人「マザーシップ」
岸ゆり代表理事
2024/1/16 21:15
(紙面掲載は1月17日東京版)
三宅 陽子
またフリースペース開設前の2022年には東京新聞でも紹介されています。
ゲームや漫画「好きを応援」
荒川に不登校の子どもの居場所
息子が経験、母親が来月開設
2022年4月26日 07時20分
開設準備のための寄付(既に終了)をつのったページには、
代表のあいさつや詳しい計画が書かれています。
このフリースペースが、産経新聞と東京新聞に紹介されていると言うのが面白い所。
(産経新聞は子供、東京新聞は子ども表記と、こんなところにも各紙のカラーが出ています)
いかにも産経新聞らしい記事や、いかにも東京新聞らしい記事を中和するような内容でしょうか。一方、大手メディアから見ると、比較的ありがちな内容で敢えて記事にする目新しさに乏しいのかもしれません。(異才発掘プロジェクトほどの派手さに乏しい)
産経新聞の記事によると、代表の息子さんは小学6年生の時に不登校でゲーム漬けの毎日に。やりたいことを模索する中で海釣りに夢中に。さらに漁業を志し都立大島海洋国際高校に進学、卒業。しかし東京海洋大学には進学できなかった。現在は漁師として働きながら、大学入学のための勉強を続けているとのこと。非常にリアルで生々しいエピソードだと思いました。(息子さんが、どう思っているのかも気になりますが)
まずは夢中になれることを探しながら、ゲーム中毒のような状態にとどまるのではなくて、視野を広げていくことを目指します。この時、子どもたちの視野を上手く広げ、子どもたち本人にとっても社会にとっても望ましい結果につなげるには、フリースペース運営側の経験と知識も必要でしょう。
東京新聞の記事によると、当初の計画では定員20名、週3日、月額一万二千円とのこと。
なおフリースペースや居場所づくりについて私が考えたことについては、また別の記事で書いてみたいと思います。