品川区で、若者支援としての「ユースワーク」という講演会が行われるとのこと。講師は平塚眞樹法政大学教授。(2024年3月10日開催予定)
そこで平塚教授も分担執筆者である「子ども・若者の居場所と貧困支援: 学習支援・学校内カフェ・ユースワーク等での取組」という本を図書館で借りてきました。
この本にはユースワークの定義の一つとして、次のように書かれています。
(引用文献の孫引きです。前掲書138ページ)
「ユースワークとは、対話、会話のことである」
(これは文字通りの意味ではなくて、支援者と若者とか、若者同士の対話、会話という意味ですが)
つまり援助者が、「良かれと思ったこと」をするのがユースワークではなくて、若者との対話を通して、若者の声を現実に反映させるのがユースワークというわけです。
このような視点にたつと、このブログで繰り返し批判している「子ども若者応援フリースペース」は、偽ユースワーク、ユースワークもどきと言えるでしょう。
(税金にたかるための偽ユースワーク)
運営団体代表の中塚史行は、本当に対話のできない人。何でも自分で決めて、スタッフや利用者は自分に従うのが当たり前と思っています。スタッフも年配の共産党支持者か、年配男性に意見などしそうもない若い女性スタッフなどで、かためています。品川区主催のフリースペースを完全に私物化しているわけです。ついには品川区主催のフリースペースにも関わらず、中塚は「子ども若者応援フリースペース代表」と名乗るまでに。
このフリースペースの気持ち悪さは、子どもの気持ちなど考えずに自己満足で玩具(おもちゃ)を与え続ける毒親に似ています。ゲームとか漫画とか卓球台はあるけれど、まともな対話のできる大人はいません。(全くいないわけではないけれど、対話のできるスタッフの多くは辞めてしまいました)
あるいは「みんな一緒に」と言いつつ、少数のエリート、あるいは独裁者の思想を押し付ける独裁国家や失敗した共産主義国家にも似ています。みんなの「居場所」と言いつつ、その「みんな」は、中塚の言うことに文句を言わずに従う人だけです。共産党や共産主義のすべてが悪いとは思いませんが、共産主義的発想の悪い部分が如実に表れていると思います。(実際には右とか左ではなくて、対話のできる人と出来ない人がいるだけでしょう。ただ共産主義的な思想が、対話の出来ない人を有能な人のように偽装するのに利用される、税金にたかる口の上手い詐欺師に利用されるという危険性はあるのでしょう)
本質的な意味で品川区の「子ども若者応援フリースペース」はユースワークの失敗例と言わざるを得ません。
告知サイト
(ページ中ほどのイベント情報)
(品川区の主催なのに区役所のホームページに告知がないのは違和感があります。
運営は中塚が代表の法人ですが。
紙のチラシは、品川区の区立図書館においてありました。)
若者支援としての「ユースワーク」
日時:2024年3月10日(日)
14:00~17:00(開場13:30)
会場:品川区中小企業センター大講習室
講師:平塚眞樹さん
(法政大学教授・若者支援とユースワーク研究会代表)
定員:100名(先着順)
参加費:500円(資料代)※子ども・若者は無料
主 催:品川区
参考文献
学習支援・学校内カフェ・ユースワーク等での取組
横井敏郎 編著
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